石垣島に咲く花6選!観賞スポットもご紹介!!

沖縄県の県花は「でいごの花」、石垣市の市花は「サキシマツツジ」です。

南国石垣島を代表する花として「ハイビスカス」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

沖縄出身のCoocoさんのファーストアルバム「ブーゲンビリア」。ジャケットに描かれているブーゲンビリアの花は、Coocoさん自らが描いたものなんだそうです。

夜間にしか咲かない花「サガリバナ」は開花している場所と時間を合わせなければ見ることができませんが、一見の価値ありですよ。機会があれば是非ご覧下さい。

石垣島ではたくさんの花々に出会うことができますが、そんな「花」の知識を少し知っていただくだけでも、石垣島に滞在している間の楽しみ方が増すこと間違いありません!

石垣島の大自然を満喫するための「花」についての情報を厳選してご紹介します!

沖縄県の県花「デイゴ」花びらが散った後はまるでレッドカーペット?!

♪ でいごの花が咲き 風を呼び 嵐がきた ♪

THE BOOM さんの代表曲『島唄』。沖縄の人々も大好きなこの曲の歌詞に出てくる、沖縄県の県花「デイゴ」。

木の高さは10mにもなり、早いときは3月から5月くらいまでの間に真っ赤な花を咲かせます。

デイゴの花は毎年必ず咲くとは限らず、花の量も年によって違いがあります。

体育館から学校までの道にデイゴの木が植えてある学校なんかでは、デイゴの花が多く咲いた年は、花びらを掃除せずに残しておくこともあるんですよ。

散った赤い花びらが、まるでレッドカーペットのように敷き詰められ、卒業生を祝う装飾の一つとなるんです。

また、デイゴの花が多く咲いた年は台風の当たり年になるという迷信がありますが、これは決して不吉なことではなく、念入りに台風対策を行う準備をするための、ありがた~いお告げだと私は(島人は)思っています。

デイゴの木が植えられている場所は多くありますが、見に行くなら『石垣市役所』『登野城漁港』『登野城小学校』八重山農林高校正門近くの『農高前交差点』などが良いでしょう。

登野城小学校から農高前交差点の間を通る際には、上を見上げ、真っ赤なデイゴの花が咲いているかどうかチェックしてみてくださいね。

「デイゴ」の花言葉:『夢』

石垣島の市花「サキシマツツジ」マンホールも要チェック!

石垣市の市花に指定されている「サキシマツツジ」は直径4~6cmの赤色の綺麗な花を咲かせます。

一年中緑の葉をつけ、樹高が3m以下種類を指す「常緑低木」で、花は1月頃~5月頃まで楽しむことができますよ。

絶滅危惧Ⅱ類に指定されいる貴重な花ですので、見かけても摘んだりせずに、ご覧になって楽しんでください。

石垣島のマンホールには「サキシマツツジ」が描かれているものがあります。マンホールを見かけたら是非チェックしてみてくださいね。

『バンナ公園Aゾーンから西口Dゾーンに向かう遊歩道 ツツジを楽しむ散歩道』で見ることができます。そこでは「サキシマツツジ」だけでなく「タイワンヤマツツジ」や「ヒラドツツジ」などいろいろな種類のツツジが楽しめます。

「サキシマツツジ」の花言葉:『恋の喜び』(白いツツジ:『初恋』ツツジ全般『節度、慎み』)

石垣島の代表的な花「ハイビスカス」赤だけでなく桃、白、黄色も!?

南国石垣島を代表する花といえば「ハイビスカス」を連想する方も多いと思います。

実際石垣島のいたるところに植えられており、石垣島では必ず目にする花ですが、実はハワイの州花です。

もちろん島人にとっても馴染みの花で、いたるところに植えられているのには生活や習慣に密着した理由があるんです。

民家の生け垣や街路樹でよく見かけるのは、丈夫な枝を利用した防風林としての役割を担っており、お墓のまわりで見かけるのは、亡くなった方の幸せを願ってハイビスカスを植える昔ながらの習慣があるからなのです。

赤い花が一年中楽しめますが、実は花の寿命はたった1日なんです。交配種は桃、白、黄色などもあります。

ちなみに、疲労回復や肌荒れ解消に効果があるとされいるハイビスカスティーは観賞用の品種とは別もので、ローゼルという品種のハイビスカスの「がく」に湯を注いで抽出したものなのですよ。

「ハイビスカス」の花言葉:『繊細な美、常に新しい美』

石垣島のいたるところで見かける「ブーゲンビリア」花びらに秘密が!?

「ブーゲンビリア」も「ハイビスカス」と並んで家の庭や入口のアーチなど石垣島のいたるところで見かけます。「ブーゲンビレア」とも呼ばれます。

花びらのように見えるのは、実は「苞(ほう)」で葉が変化したものなんです。

「苞(ほう)」の中心部分の脈上に長さ1~2㎝程度の筒状の「蕚(がく)」があり、その先に小さな白いものあります。雄しべと雌しべは「蕚(がく)」の中にあり「蕚(がく)」と「花」が一緒になっている、これが「ブーゲンビリア」の「花」なんです。

一重咲き、八重咲き、赤、桃、紫、橙、白、グラデーションなど多くの品種が楽しめます。

開花時期は通常は10月頃~4月頃ですが、育て方によって異なりますので、年間を通して開花を楽しむことができます。

素敵な思い出の一枚としてブーゲンビリアをバックに写真を撮るのもおすすめです。

「ブーゲンビリア」の花言葉:『情熱』

夜間にしか見られない神秘の花「サガリバナ」は一見の価値あり!

甘い香りを放ち、花は夜間にしか開かない、奇跡の花「サガリバナ」。

総状花序(そうじょうかじょ)という花のつき方で、下向きに垂れ下がっており、花弁は白または淡い紅色をしています。

湿地に生育し、花が美しいので栽培もされています。実は私も実家の庭に植えて、時期がくると母と鑑賞し楽しんでおります。

一年中緑の葉をつけ、樹高が3mを超える種類を指す「常緑高木」で、奄美大島以南の南西諸島に自生しています。

2021年1月からTBSの「日曜劇場」で放送された綾瀬はるかさん主演のテレビドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』 に「サガリバナ」が登場し、嬉しくなった私は毎週・毎回欠かさず視聴いたしました。

ドラマでは「シヤカナローの花」と紹介されていました。地域によって呼び名が違っているようで、沖縄本島の名護では「舞香花(モウカバナ)」首里では「キーフジ」と呼ばれているそうです。

湿地を好み藤のように垂れ下がって咲くので「サワフジ」とも呼ばれています。湿地を好むということは「ヤエヤマヒルギ」などのマングローブの近くで自生している確率が高いということです。

開花時期は6月~8月と言われていますが、5月や12月に見られることもありました。

一番オススメな場所は、石垣島の市街地から最も遠い平久保地域にある「サガリバナ群落」です。市街地から向かって平久保橋の200m先、ホテルセブンカラーズ入り口の反対側の細道を右に曲がり、約300m進むと駐車場がみえます。

地域の方が環境整備を行っており、時期になると多くの方が楽しみにして訪れますので、花をもぎ取ったり、水に浮いた落ち花を拾ったりせずに鑑賞を楽しんで下さいね。

市街地近くでは『田福農園(たふくのうえん)』がオススメです!

「サガリバナ」の花言葉:『幸運が訪れる』

石垣島の「桜」開花は1月!2月に満開を迎えます!!

石垣島の「桜」は1月下旬ごろから咲き始めます。2月には満開を迎え、3月には花が「落下」します。ソメイヨシノのように花びらがひらひらと散ることがないのです。

「カンヒザクラ」という品種で高さは7mくらいになる落葉の「小高木」です。

「高木(こうぼく)」は3mを超える種類を指しますが、さらに樹高の程度から「小高木」「中高木」「大高木」に分けられたりします。

花は濃紅色または紅色、淡紅白色で下向きに咲きます。

ソメイヨシノと比べると花のつき方が少なめに感じるかもしれませんが、色と花自体がかわいいので、そちらに注目していただければと思います。

花弁は5枚で基部で接合しているため散ることがなく、ツバキのようにひとつの花が落下するようです。

沖縄の代表的な花木として広く一般に栽培されていますが、台湾、南中国、沖縄島、久米島、石垣島で野生化しています。

日本で唯一の自生地ということで『荒川のカンヒザクラ自生地』は国の天然記念物に指定されています。ですが、市街地から車で約30分、そこから整備されていない滑りやすい山道をさらに30分以上かけて見に行くのは大変です。

市街地のあちらこちらで見られますが、桜並木を歩きたい方は、『バンナ公園Cゾーン』がオススメですよ!

「カンヒザクラ」の花言葉:『あでやか、あでやかな美人、善行』

まとめ

いかがでしたか。石垣島の「花」に興味を持っていただけましたでしょうか。

石垣島は空気が澄んでいるため、見る景色全てがクリアで美しく感じられます。

天気のいい日は、強烈な太陽の日差しが照明のように花々を照らし、ますます美しく感じられます。

「通り会」や「婦人会」の方々によって植えられている、路肩の花壇の花々も私の癒しの一つです。

滞在中は、石垣島の花々によってもっともっとハッピーになっていただき、南国石垣島を思い切り楽しんで下さい!!