石垣島の植物は運気を上げる!?インパクト最強植物3選ご紹介!!

石垣島では熱帯・亜熱帯気候特有の植物が見られます。キジムナー(木の精霊)が住んでいると言われている植物「ガジュマル」が有名ですよね。

実はこの「ガジュマル」、幸せを呼び込む木として崇められているのです。

見た目のインパクトの強い「アダン」や「サキシマスオウノキ」は特徴的で面白い植物です。

石垣島で見ることのできる「植物」について少し知っていただくだけで石垣島の楽しみ方が増すこと間違いありません!

石垣島の植物の中でも運気を上げる植物を三つご紹介します。石垣島を満喫するための植物についての貴重情報です!

精霊キジムナーの棲む植物「ガジュマル」は幸せを呼び込む木!

「ガジュマル」には「キジムナー」という精霊が棲むといわれ、「神聖な木」「幸せを呼び込む木」とされています。

「キジムナー」は赤髪で、背丈は人間の子ども程度と言われており、庭のガジュマルの木にキジムナーが棲みつくと、その家は裕福になると言い伝えられています。

「ガジュマル」の特徴

「ガジュマル」は熱帯地方に分布するクワ科の「常緑高木」で、台湾や中国南部、インドからオーストラリア、南西諸島などにかけて自生しています。

防風林、防潮樹、街路樹、生垣として、材は細工物として利用されています。近年は観葉植物としても人気があり、東京で生活している私の姉も家の中の一角に置いて育てております。

幹が分岐して成長し、そこからひげのような褐色の気根が垂れ下がっているのが特徴です。気根は地面に向かって伸び、やがて木を支える支柱根となります。

大きいもので20mにもなり、その姿は圧巻です。

無数の気根や支柱根は生命力そのもの!力強さを見てほしい!

「ガジュマル」は小さくても無数に気根が垂れ下がっており、地中に潜り込んでいる支柱根を観察するのはすごくおもしろいです。

もとから生えていた別の木に巻き付いて枯らしてしまうこともあることから「絞め殺しの木」と呼ばれることもあります。

コンクリートに絡みついている木を見かけた方もいるのではないでしょうか。おそらくそれは「ガジュマル」です!ツタのようなツル植物ではなく「木」が絡みついているのですぐお分かりになると思います。

「ガジュマル」の生きることへの執着を感じさせる姿に驚き、思わず「すごっ!」と言ってしまいました。

大木ともなるとそのすさまじさは想像できるかと思います。「ガジュマル」は石垣島ではいたるところで見られますので、是非「これがガジュマルだ!」と探し当ててみて下さい!

見慣れていない方にとっては「アコウ」と見分けるのが難しいかもしれません。分からないときは、通りがかりの島人に「これはガジュマルですか?それともアコウですか?」と聞けば教えてくれると思います♪

「ガジュマル」が見られるおすすめスポット

市街地では『桃林寺』や『沖縄国税事務所 石垣税務署』『マンタ公園』などで見ることができます。

『国吉家』ではコンクリート塀にからみつき、その一部を壊してしまった「ガジュマル」が見られます。ものすごい生命力を感じます。個人宅ですのでご覧になる場合は外から鑑賞なさって下さい。

『ANAインターコンチネンタル石垣リゾート』の私有道路入口の、右手に植えられている「ヤエヤマヤシ」にからみついている「ガジュマル」は「絞め殺しの木」との所以に納得する姿です。

サンエーからTSUTAYAへ向かい、八重山保健所手前で右折する場所にあります。車から降りてご覧にならないと見にくいかと思います。ヤシの木を飲み込む勢いに恐怖を覚えます。

市街地からは少し遠い場所ですが、「千本足のガジュマル」を見ることができるのは『やちむん館・工房』です。敷地内にあり、樹齢は200年とも言われています。

こちらは神秘的な姿で、圧倒的な存在感を放っており感動します。本当にキジムナーが棲んでいそうな気がしてきますよ。

石垣島の植物「アダン」の実の外観はまるでパイナップル!

パイナップルに間違えられるほど外観が似ている実をつける「アダン」は「木」と分類され、「パイナップル」は「草」として分類されています。パイナップルとは全く別物なのです。

ちなみにパイナップルはパイナップル科アナナス属の多年草です。

昔は食用とされていたことから、旧盆の三日間には、バンジロー、シークァーサー、クロキ(ヤエヤマコクタン)の実などと共にアダンの実も仏前に備える習慣がありました。現在はパイナップルを備えるのが主流となっています。

「アダン」がたくさん生えている場所には「ヤシガニ」という貴重な生き物が住み着いていることが多く、巨大なヤシガニと出会うことができるとラッキーなんです♪

ヤシガニは長寿命で成長が遅いため、巨大なヤシガニにはなかなか出会えません。そんなヤシガニの住処である「アダン」はラッキー植物なのです。

「アダン」の特徴

「アダン」は亜熱帯から熱帯の海岸近くに生息しており、タコノキ科タコノキ属の「常緑小高木」です。

成長すると茎から気根が地面に伸びて支柱根となり、風の強い石垣島でも倒れないように体を支えています。

夏になると甘い香りを放つ橙色の実は硬い繊維質に包まれており、可食部を取り出す手間に見合う味と量ではないため、現在は食べる風習はありませんが、「ヤシガニ」はアダンの実が大好物です。

存在感のあるトゲのある葉も「アダン」の葉を煮て乾燥させ、繊維をゴザやかごに加工して利用されてきました。

私も草玩具(くさがんぐ)の材料として葉を採取したことがありますが、トゲが痛くて大変です!

パイナップルとアダンの実を比べて見てほしい!

パイナップルとアダンは本当によく似ていますので、その違いを探しながら見てほしいです。

アダンの木も気根が支柱根となる独特な形状ですが、「ガジュマル」とは少し違ってタコのようにかわいい感じです。

存在感のあるトゲのある長い葉も「アダン」の魅力の一つです。草玩具や民具の材料に「アダン」の葉が使われていることを知っていただけると、鑑賞もなお楽しめるかと思います。

「アダン」が見られるおすすめスポット

海岸の近くであればいたるところで見ることができますが、アダンの実がついている夏場はハブに注意が必要です!

『ANAインターコンチネンタル石垣リゾート』の敷地内でも見ることができます。「リュウキュウマツ」「デイゴ」「ヤエヤマヤシ」「ソテツ」なども見ることができます。

『玉取崎展望台』へ遊びに行く予定があるならそちらでも見ることができます。

「アダン」の実の橙色は石垣島の海や空の青にすごく映えます。トゲのある長い葉も併せて南国らしい雰囲気を感じさせる植物です。

「アダン」をバックに思い出の一枚を写真に収めるのもおすすめですよ。

「サキシマスオウノキ」は『ンタナーラ』がおすすめ!

石垣島で二番目に高い『桴海於茂登岳(ふかいおもとだけ)』のふもとにある「ンタナーラのサキシマスオウノキ群落」は天然記念物に指定されています。

「ンタ」とは土や泥、「ナーラ」は川を意味します。

余談ですが、石垣島で一番高い『於茂登岳』は、沖縄県の最高峰なんですよ。

「サキシマスオウノキ」の特徴

「サキシマスオウノキ」は「板根」と呼ばれる幹に近い根が地上に露出し波板状になって伸びている木です。

樹高は20mを超える大木になることもあり、大木となった「サキシマスオウノキ」の「板根」はものすごい迫力です。

熱帯アジア、台湾、ポリネシア、熱帯アフリカに分布するアオギリ科の常緑高木で、国内では奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島に生育しており、マングローブ林のある湿地の内陸側に多く生育しています。

かつては板根でサバニの舵やテーブル、まな板などを作っていたらしいのですが、今は伐採できません。

果実は独特の形状で、見た目がウルトラマンの顔形に似ていて愛らしいです。地元の子供たちにはウルトラマンの実として知られています。

大きな種子がこの中に1つ入っていおり、周りはスポンジ状の分厚いカラとなっています。スポンジ状の組織には空気が含まれ、それにより水に浮かぶことのでき、川、もしくは海流に流され分布域を拡大していきます。

「板根」と「ウルトラマンの実」を見てほしい!

なんといっても「サキシマスオウノキ」では、蛇がうねっているような 「板根」を見ていただきたい!!

この「板根」はマングローブの奥地で生育していたことにより、地下にほとんど根を張れなかった環境下で得た性質からくるもので、地上部の板根で樹幹を支持しているのです。

ということは、大木であるほど樹皮を支える板根も大きいということになりますし、地盤がしっかりしているところに植えられているサキシマスオウの板根は比較的巨大化しないと考えられます。

大きな板根を見たい方はそれなりの場所に足を運ぶことをおすすめします。難儀をしてでも見る価値はあると思います!

「サキシマスオウノキ」のもう一つの楽しみ方は、ウルトラマンに似ている「木の実」を見つけることです。今の子ども達はウルトラマンのことを知らないと思いますので、大人の方が楽しめると思います♪

「サキシマスオウノキ」が見られるおすすめスポット

石垣島で「サキシマスオウノキ」を見るなら「ンタナーラのサキシマスオウノキ群落」がおすすめです。『於茂登トンネル』の入口近くの『ンタナーラ川』付近にあり、比較的見に行きやすいです。

四方八方に伸びた「板根」は生きるエネルギーを感じさせます。「サキシマスオウノキ」自体からパワーが貰えるので、そこはパワースポットと言っても過言ではありません。

私もたまにパワーをチャージしに会いに行っています。

於茂登トンネルに向かう道中は「リュウキュウマツ」や「ヤエヤマヤシ」「ヒカゲヘゴ」「クロツグ」などいろいろな植物が見られますのでそちらも楽しんで下さい。

まとめ

いかがでしたか。石垣島の「植物」について、興味・関心が湧いてきましたでしょうか。

石垣島に生息する植物は貴重でおもしろいものばかりです。

今回は運気を上げる植物に絞って三つご紹介しました!

滞在中は石垣島で出会うラッキーで面白い植物をお見逃しなく、南国石垣島を思い切り楽しんで下さい!!